月に一度の骨董市: アンティーク小物を探しにナヴィリオへ

ミラノの古い歴史を物語るスポットの一つナヴィリオ地区。

運河沿いには、雰囲気の良いレストランが立ち並び、市内有数のグルメスポットとしても有名であるが、ここでは、ナヴィリオ運河の歴史と骨董市について紹介しよう。


古代都市に、運河は重要な交通網であった。

水運は、商人たちが重量だが比較的安価な商品を一度に大量に輸送するのに、最適であったというわけだ。

イタリアならば、水の都ヴェネツィアのカナル・グランデ(大運河)有名であろう。

日本ならば、江戸時代の利根川や荒川(東京)、道頓堀川(大阪)をイメージすれば分かりやすいだろうか。

近代にいたるまで物流システムの要であったミラノの運河は、19世紀に埋め立てられていった。

今日残るナヴィリオ運河は、過去の人々の生活を伝える名残である。

そこには船着場や洗濯場跡も残っているので、ふとした時に歴史を感じることができる。


そんなナヴィリオ地区では、毎月最終日曜日に骨董市が開かれる。

正式名は、ナヴィリオ・グランデ骨董市(Mercato dell'antiquariato sul Naviglio Grande)。


骨董といいつつ、摩訶不思議な動物の骨や蛇の標本入りの文鎮や...


キリストやマリア様など。


勿論、可憐な陶器も。

普段使いできる食器や置物から、高価な壺まで様々。 


ガラスや銀、金のアクセサリーには沢山の女性が押しかける。


中には、1950年代のアメリカのアンティーク小物を扱っているお店や、その場でオリジナルデザインをオーダーできるアクセサリーもある。


また、アルマーニやバーバリーなど、高級ブランドの古着から、普段使いできる安価な衣料品(新品)まで。

ファッションフリークにとっては、掘り出し物を見つけるのにうってつけかもしれない。


運河の両脇、周辺の小道に並ぶマーケットを一つ一つ見ていくとすれば半日はかかるかもしれない。


この市場では食品は扱っていないので、パニーニやピザ、ジェラートなど軽食を扱っている運河沿いの店でテイクアウトして食べ歩くのもまた良い。


運良く最終日曜日にミラノに滞在していたら迷わず行きたい骨董市。

ここでしか出会えないこだわりの一品を探しに行こう。




《ナヴィリオ・グランデ骨董市 (Mercato dell'antiquariato sul Naviglio Grande)》

場所: ナヴィリオ運河沿いのリーパ・ティチネーゼ(Ripa Ticinese)とアルザイ・ナヴィリオ・グランデ(Alzaia Naviglio Grande)

日時: 毎月最終日曜日

アクセス: 地下鉄緑線 ポルタ・ジェノヴァ(Porta Genova)駅からすぐ

開催時間: 朝から夕方16時くらいまで


《運河祭 (Festa dei Naviglio)》

場所: 同上

日時: 6月の第1日曜日

※ジャズ演奏や屋台などが出るにぎやかなお祭り。


PIUMA

絵・写真:桐佳(@hatakekrk)

写真・:増永菜生(@nao_msng)


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