Armani/Silos(アルマーニ・シーロス)ミラノ発の巨匠ジョルジオ・アルマーニの美術館

2015年に開催されたミラノ万博に合わせ、同年5月1日にオープンしたアルマーニ・シーロス。

建物は、1950年代の穀物倉庫を改装して再利用。

ジョルジオ・アルマーニ設立40周年記念した文化複合施設である。

均質な4階建ての建物。

中央は吹き抜けとなっている。

グランドフロア(ground floor; 日本では1階に相当)は特別展のスペース。

2018年9月19日から1月6日までは、フランスの写真家サラ・ムーンによる展示 "From one season to another by Sarah Moon"が開催中。


1〜3階(日本の2〜4階に相当)には、1980年からこれまでのショーで使われた衣装やアクセサリーが展示されているが、それぞれのテーマに沿った名前が付けられている。

まずファースト・フロア(the first floor; 日本の2階にあたる)は、「中性」(androgynous)と名付けられ、アルマーニの定番であるスーツスタイル、それと融合するようなエレガントなレディースの衣装が展示される。

大きなパーツが目を引く、色鮮やかでまるで絵画のようなアクセサリーや小物類も展示されている。

昆虫をかたどったジュエリーはまるで豪華絢爛な昆虫採集さながら。



セコンド・フロア(the second floor; 日本の3階に相当)は、「民族」(ethnicities)と名付けられ、アルマーニがインスピレーションを得た中国、日本、アフリカ、ペルシャ、シリア、ポリネシアといった国々のテイストが織りなす空間となっている。

このフロアで流れる音楽もエキゾチックな雰囲気を醸し出すものである。


最後にサード・フロア(the third floor; 日本の4階に相当)は、「スター」(star)と名付けられ、これまでスターたちがレッドカーペットで身につけた衣装の他、ミニシアターやデジタルアーカイブも。 

ジョルジオ・アルマーニ (Girogio Armani, 1934-)と映画の世界は切っても切り離せないものである。

アルマーニは、ミラノ大学医学部に入学するも兵役を経て中退、ミラノの百貨店リナシェンテで勤務した後、ブランドを立ち上げる。

当時無名に近かったアルマーニを有名にしたのは、リチャード・ギア主演『アメリカン・ジゴロ』(Amerivan Gigolo; 1980)に衣装を提供したことから。

以降、レオナルド・ディカプリオなど、ハリウッドのスターたちはアルマーニのスタイルに熱い視線を送ることになる。


またデジタルアーカイブでは、衣装の他、バックステージの映像、デザイン画も公開されている。

そこは、「探究心を刺激し、未来を作るために過去の重要な瞬間を回顧する」場とのこと。

普通デザイナーにとってアイディアは自分のものとして秘密にしておきたいものである都思うが、それを惜しみなくデジタルアーカイブという形で公開するあたりにアルマーニの「粋」を感じる。

特別展から常設展まで充実した内容のアルマーニ・シーロス。

ふんだんに展示された美しい衣装やアクセサリーの実物は一見の価値ありである。


《開館情報》

ARMANI SILOS

住所: Via Bergognone, 40 Milano, Italia

電話番号: +39 02 91630 010

公式サイト: Armani/ Silos

公式facebook: Armani/ Silos

開館時間: 11:00-19:00

                ※月・火曜日は休館

入場料: 大人 12ユーロ

     オーディオガイド 3ユーロ(日本語あり)


PIUMA

絵: 桐佳 (@hatakekrk)

文: 増永菜生(@nao_msng)

PIUMA

ミラノより楽しい街歩き。 絵/ 桐佳(Kirika) (Instagram: @hatakekrk) 文/ 増永菜生(Masunaga Nao) (Instagram: @nao_msng)

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